FSMS のブラッシュアップ
より高精度の「安全・安心」な商品をお届けするために
従来、弊社のような剥き玉葱加工及び野菜の一次加工業種は保健所の管轄外となり、衛生管理が義務付けられていない業種となります(2019年9月現在)。
しかし、食品業界のバリューチェーンの一部を担うものとして食品安全への取り組みは必須として、これまで様々な取り組みを行ってまいりました。
その取組への評価として2019年4月、剥き玉葱業者としては国内初となるJFS−A規格の適合証明を取得いたしました。
*JFS−A規格について、詳細はこちら
「品質のマルト」として、より高位の品質の確保及びその安定性を確かなものにするためにJFS−A規格の適合証明に満足せず、今後はさらなる上位規格の認証も想定しております。
そのためにも常にFSMSのブラッシュアップを進め、より確実な「安全・安心」な製品づくりに努めてまいります。
- FSMS:Food Safety Management System(食品安全マネジメントシステム)
食品衛生法改正(2018年6月)によってHACCPの導入が求められるようになりました。しかし、HACCPはあくまでシステムであり、HACCPが機能するために必要な条件(PRP2))を整える必要があります。また、それらを確実に運用することを確実にするために会社としての動き方を決定する必要があります。
これらのことをまとめたものがFSMSとなり、マルト商事としてどう取むのかという指針を示したものになります。 - PRP:Prerequisite Programs(前提条件プログラム)
HACCPを効果的に運用するために、食品を衛生的に製造する一般的衛生管理やその他の前提条件のことを指します。ここには、ハード面では施設・設備の保守管理事項、ソフト面では衛生作業に関する衛生管理事項、従業員の衛生管理と教育訓練、製品の回収プラグラム等があり、弊社ではISO22002-1を参照したPRPを構築中です。